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峰岡良治

極度の音フェチで、既存製品に満足いかなくなり、気付いたら自作オーディオ機器にはまっていた。何時の頃からか良い音を探求する日々を送るように……。収集癖があるため、手元にはレアパーツの山が。自分一人では使い切れないので、一部を放出する事にしました。

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電源ラインコンデンサ音質比較

コンデンサ音質比較測定器


全体的な傾向として、高耐圧であったり、同一スペックでもサイズが大きい程、開放感が増す。実装とトレードオフである。コンデンサコーナーを見渡すと低ESRとか、低インピーダンスという言葉を見かけるが、音屋的には低ければ解像度が高かったり、スピード感が出ると考えて良い。電気特性の指標なのだが、音にはそういう影響が出る。パラ(並列接続)にすると同様の効果がある。取扱い店舗はそこにしか置いていなかったり、安いところである。…秋月と千石の安さは異常。

■日本ケミコン KMG (電源平滑用)
50v/1,000uF @170円(海神無線/ラジオデパート2F)
電解コンデンサ汎用品。聴き比べの基準として購入したのだが、意外とバランスの良い鳴り。音量を上げても耳に痛い帯域が出てこない。特に、エネルギー変動の大きい低音に対して余裕を感じる。若干高域と解像度が足りない感じだが、これは並列で組み込めばある程度解決される事だろう。耐圧・容量の割にサイズが小さいのもポイントが高い。

■日本ケミコン LXZ (電源平滑用)
25v/1,000uF @220円(瀬田無線/ラジオデパート1F)
電解コンデンサ。音抜け、解像度良好。音響用としても美味しく頂ける。若干高域寄りの傾向があるが、並列にして2,000uFにしたところバランスが取れた。KMGと抱き合わせてもいいだろう。これも小型。高信頼長寿命。

■日本ケミコン THD (電源平滑用)
25v/470uF @4,200円(峰電)
モンスター積層セラミックコンデンサ。超絶解像度。透明感もあり、微細な表情まで良く見える。説得力がある。全帯域余裕の出力でバランスが良く痛いところもない。極性がないので扱いやすく、初心者にもお奨め。問題は値段。仕入れが高い。予算が許せば、解像度を足したい時にパラで仕込む。音が良くなるのに時間が必要。

■日本ケミコン PS (デジタル製品電源平滑用)
16v/330uF @210円(峰電)
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ。高解像度。キレ・透明感も良い。若干高域寄りだがバランスは悪くない。このPS系のシリーズには、イコライザーやリミッター等のエフェクターでは作れない音の速さがある。速度から来るダイナミック感もある。耐圧が許せば、僕は良く隠し味的にパラで仕込む。単品でも美味しい。まだ比較的新しい品種で耐圧・容量共にまだ発展途上である。一押し。

■ルビコン BlackGate (電源平滑用・廃番品)
25v/1,000uF @1,575円(峰電)
電解コンデンサ。低域寄りだがちゃんと高域まで出る。押し出し感のある、独特で粘りのあるコシが生まれる。この低音はハッキリ言って癖になる。腹まで響く。これもエフェクターでは作れない。解像度も悪くない。低域寄りなので透明感は単品ではもう一歩だが、それはパラで他のコンデンサに担当させるのが吉。僕は良くTHD(積セラ)と組み合わせる。

■三洋 OS-CON (電源平滑用・廃番品)
16v/1,000uF @1,260円(峰電)
電解コンデンサ。脚色のない透明な音色。解像度も開放感も良好。全帯域バランスも良好で、耐圧が若干低いところ以外、音響用途では悪いところがない。電気特性的に取り残されたか…惜しい。

■エルナー SILMIC IIα(音響用)
50v/1,000uF @780円(海神無線/ラジオデパート2F)
電解コンデンサ。繊細でありながらダイナミックな音色。音に気品があり、余韻が気持ちいい。開放感・解像度も良好。中域が充実していて、これだけでバランスが取れている。絶妙なさじ加減。ポップスでも美味しいが、クラシック向きかも知れない。MUSES01と組み合わせてみたい。

■東信工業 UTWRZ (電源平滑用)
50v/1,000uF @84円(千石電商)
電解コンデンサ。今回のダークホース。C/Pは良い。開放感が今一歩だが、痛い帯域がなくバランス良い。これのパラをベースに、PS辺りを抱き合わせるとそれなりに高音質が狙えそう。安く仕上げた良いなら一押し。

■東信工業 UTSJ (音響用)
50v/1,000uF @300円(千石電商)
電解コンデンサ。舐めてました、東信工業。豊かな量感とダイナミズム。透明感もなかなか。気品はSILMICに譲るがエネルギー感では一歩リードしている。少しドンシャリ気味だが、キャッチーな仕上がりと言える。

■ニチコン HZ (マザボ電源平滑用)
16v/1,800uF @126円(千石電商)
電解コンデンサ。C/P良好。これもダークホースだった。マザボ用という事で耐圧が低いが、コンパクトサイズにまとまっている。その割には帯域バランス良く、開放感もある。若干スピード感もあり、耐圧が許せばコスト的にも実装的にもお勧めできる。サウンドカードのコンデンサ載せ替えもコレは良いチョイス。

■ニチコン MUSE (音響用)
25v/3,300uF @330円(海神無線/ラジオデパート2F)
電解コンデンサ。良くも悪くも電池的な鳴り。この無印MUSEは、帯域的にはバランスが良く、怒涛のパラをするとダイナミックに化ける。実際某社のマスタリングスタジオ用のADコンバータはコレを大量採用している。

■ニチコン MUSE FG (音響用)
50v/1,000uF @110円(秋月電子通商)
電解コンデンサ。ふくよかな中低域。中低域寄りという事でやや抜けが悪い印象だが、実際のところ素性は悪くなく、音に気品が乗るのでパラで混ぜる事をお勧めする。

■ニチコン MUSE KZ (音響用)
50v/1,000uF @170円(秋月電子通商)
電解コンデンサ。MUSEシリーズ最高級グレード。開放感とエネルギー感がある。量感も豊かである。ほんの少しだけ高域寄り。FGとパラるとキャッチーなのに上品な音の仕上がりになる。接続順はKZを電源側、FGをオペアンプ側が良い感じ。