ノイズフィルターパーツセットQ&A

Q.ケースは何が良いですか?

A.簡易的には『絶縁性』があり『耐熱性』があれば何でも構いませんが、銅など電磁波を吸収しやすいケースに、ショートしないように納め、ケースをグランドに接続すると、より効果的です。

Q.どのような場合でノイズフィルターが有効ですか?

A.現在の一般的電源環境においては、全てのシチュエーションで有効です。

大きな電力を必要とする多くの機器がスイッチング(インバータ)電源方式を採用しておりますが、これは高速で電源をオンオフ(スイッチ)する事で必要な電圧を生成する方式であるため、電源に対し負荷が常に変動し続ける事となり、電圧が揺れ、これがノイズとなります。

冷蔵庫・エアコン・電子レンジ・パソコン・電灯・ACアダプタ等、生活必需品はほぼ全てスイッチング電源方式です。

スイッチの周波数の多くは100kHz前後と可聴帯域外でありますが、ノイズが重畳する事で可聴帯域まで下りてきます。

高精度機器は何重にもフィルターが形成されている事もあり、音響以外の分野ではこのノイズ成分は大して問題となりませんが、残念ながら現在のところ一部の機器を除いて充分な対策が採られているとは言えません。
ノイズ成分がフィルターを一部通過して音声信号に混入し、音の透明感を濁しております。

Q.コンデンサの容量を大きくすればフィルターの効果が高くなるのでは?

A.その通りです。

ただし、コンデンサの容量を無闇に大きくすると、機器の電源を入れる際の突入電流が大きくなり、対策を取っていない機器の場合は損傷を与える場合があるため、大きくても4.7uF程度までを推奨します。


ノイズフィルタパーツセットや、完成品はこちらより。

峰電謹製 音痩せしない電源ノイズフィルター